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美術について(雑考)その2

ー上手って何? 前編ー

 そもそも、作品の上手、下手って何を規準に分けられるのですかね。

 私は絵描きなので、ここでは絵画を中心に考えたいと思います。
 

 

 まず、絵画で上手下手の規準に挙げられるのは、「正確さ」ではないでしょうか。線の正確さ、形の正確さ、色の正確さ…。

 例えば、「写実」といわれる形を正確に、まるで写真のように表現された作品を見た時、私たちは「上手いなあ」と感じます。また、色についても、モチーフ(対象物)が持つ色彩と同じ色が出せれば、「上手いなあ」と感じるわけです。
 線は形を作り出すもので、これもモチーフと同じである事が要求されます。例えば、建物の稜線がぐにゃぐにゃ曲がっていたりすると「上手いなあ」とは、考えにくいですよね。

 つまり、

「上手」に求められるもの、それは「正確さ」。

 

 次に、上手下手の規準となるのは、「画面構成」ではないかと思うのです。
 絵画には、構図といって、画面のどの場所に、どのくらいの大きさで、どのくらいの角度でモチーフを描くかが、とても重要です。

 例えば、画面にとても写実的にモチーフを描いたとしても、それが構図的にぴしっと収まらなかったら、絵のシャープさが半減してしまいます。逆に構図がきっちりしていれば、多少線が曲がっていても、色がイマイチだったとしても「上手」に見えるのです。

 また、シャープに見せたい時と、ほんわかに見せたい時では、同じモチーフでも画面の配置が変わってきます。
  構図、つまり画面内にどうモチーフを配置するか、それが「画面構成」です。

 

 「上手」に求められるもの、それは「画面構成の良さ」。

 

 この2つは、絵を習う時に最初に教えられる内容です。上手く描くための基礎といっていいでしょう。

 

 

後編に続く    

 

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